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徹夜明けの気だるい朝に

月曜朝までにリミットの仕事があり、結局徹夜になりました。
まだ完了してないので、仮眠後、仕事再開ですわ(^^;

頭が沸騰状態なので、ちょっとクールダウンにマイク・オールドフィールドなんぞ聴いています。

マイク・オールドフィールドといえば、あのホラー映画の「エクソシスト」にイントロが採用されたせいで「Tubular Bells」が最も有名ですね。

たった一人ですべての楽器を演奏し、実に2600回のオーバーダビングを重ねた49分にも及ぶ大作です。
マイクはこの時若干19歳というから驚きます。

曲自体は「エクソシスト」とは似ても似つかない美しい旋律に溢れ、展開の意外性に心を奪われます。
特にPart2の出だしからの9分間は地味だけど、切なく心に染みわたります。

この部分はアコギで耳コピしたりしました。

今聴いているのは二作目の「Hergest Ridge」でマイクの精神状態が不安定になった時期の作品です。

彼の最高傑作は三作目の「Ommadawn」であることは間違いないと思うのですが、「Hergest Ridge」の単調で内省的だけど牧歌的で優しさにあふれた旋律が徹夜明けの脳みそにじんわりとしみ込んできます。

一番好きなパートがこれです。
どこか東洋的な旋律が日本の田園風景を思い起こさせます。

このままおやすみなさい…いい夢を。


Mike Oldfield - Hergest Ridge Pt.1(excerpt)

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おすすめの山岳図書 ~小説編 その3

神々の山嶺 夢枕 漠 ★★

夢枕漠の渾身の山岳小説。
普通に読めば間違いなく★★★なんだと思います。


山に懸けるストイックな姿、男の生き様、ライバルとの確執、恋愛、魅力的な謎解き、サスペンス、息を飲むクライミングシーン、心に残る結末・・・これらが夢枕流の硬質な語り口で綴られ、一気に読まされるでしょう。

なぜ★★にしたのかというと・・・

私自身、主人公の羽生が夢枕漠の他の小説の主人公と同じ匂を感じてしまい、いまひとつ物語に没頭できないのです。
なんというか、獣臭いんですよね。

夢枕漠の小説は好きなので、読み漁った時期があったのですが、色々と飽きたというか、心情の露土や立ち振る舞いがパターンとして読めてしまうのです。
まぁ、これは私自身の事情ですが。

それと、主人公の羽生とライバルの長谷はまぎれもなく実在の人物をモデルにしています。
羽生は森田勝であり、長谷は長谷川恒夫です。

物語りに語られるエピソードも実際にあった出来事がほとんどそのまま引用されています。
(三スラ⇒鬼スラなど、架空のルート名に変えてあったりしますが。)

ここまで実在モデルを意識させてしまうと、もう羽生でも長谷でもなくなってしまいます。

「狼は帰らず アルピニスト森田勝の生と死」 佐瀬稔
「岸壁よおはよう」 長谷川恒夫 「虚空の登攀者」 佐瀬稔


を読んでしまったら、残念ながら物語を純粋に楽しむことはできないですね。
ということで、私的に二重の意味で没頭できない小説でした。


夢枕漠をあまり読まない人、森田勝も長谷川恒夫もよく知らない人にとって、一つ突き抜けたレベルの山岳小説としておすすめできます。




余談ですが、夢枕漠の処女長編小説「幻獣変化」は釈迦が不老不死の果実を求めて異形の地
にある7000mの巨大木を登る話ですが、山岳小説として読むと中々面白いですよ!
(後に「幻獣変化」は「涅槃の王1 幻獣変化」と改題され、壮大な物語のプロローグになっています。)


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おすすめの山岳図書 ~小説編 その2

還るべき場所 笹本稜平 ★★★

世界第2の高峰、ヒマラヤのK2。未踏ルートに挑んでいた翔平は登頂寸前の思わぬ事故でパートナーの聖美を失ってしまう。事故から4年、失意の日々を送っていた翔平は、アマチュア登山ツアーのガイドとして再びヒマラヤに向き合うことになる。パーティに次々起こる困難、交錯する参加者の思い。(BOOKデータベースより)




久しぶりにずっしりと心に響く山岳小説を読んだ気がしました。

この重量感は、テーマとして登山を扱ってはいるが、その底流には登山を人生のメタファーとして、生き方や人生の指針がうまく語られているからでしょう。

人生の中で出会う不安、挫折、喪失、苦しみ、そしてそれを乗り越えた時の喜び、幸福…
困難な登山はそれ自体のプロセスが人生の縮図として当てはまります。


笹本氏は公募登山に参加した会社経営者の神津を自身の代弁者として、人生の指針となる数々の名言を語らせています。

強力なリーダーシップと発想で会社を育てあげた剛腕経営者に語らせることで、ともすれば上滑りになりがちな人生訓も驚くほど素直に読者に伝わります。

神津の存在により単なる山岳小説に留まらない重みを与えることに成功しています。

といっても物語の中心はヒマラヤ登山で、その中の人間関係やトラブル、遭難といった数々の難題に立ち向かう姿がリアルに描かれ、息をもつかせぬ展開はさすが笹本氏ですね。

読んで損のないおすすめの一冊です。




※笹本氏はクライミングの経験はあるのかな?
 登攀シーンなど、中々リアルに描写されており関心するのですが、
 5.11aが国内最高の難易度のルートであったり、たまにおかしな描写があります。
 かなり綿密に取材したのだろうけど、恐らく、クライミング経験はないんでしょうね。

※プロットは別として、物語の着想に
   ・山野井夫妻のガチュンカン遭難  山野井泰史「垂直の記憶」、沢木耕太郎「凍」
   ・ジョー・シンプソンとサイモン・イェーツのアンデス シウラグランデ西壁の遭難 「死のクレバス」
   ・エベレスト公募登山の悲劇を描いたジョン・クラカワーの「空へ」
 などのノンフィクションが大きく影響を与えているのは間違いないと思います。

※笹本氏の山岳小説では「天空への回廊」も大変面白いのですが、良くも悪くもハリウッドのスペクタクル映画的ですね。つまり、クリフハンガーやダイハード的な圧倒的面白さはあるけど、それ以上ではないかな。




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奥穂高岳フライトの顛末

先日NHK BSプレミアム で「風とともに越えろ X-Alps2011」が放送されました。

X-alpsとは、オーストリアのザルツブルグからドイツ、イタリア、スイス、フランスを経由して
ゴールのモナコまで、アルプス山脈を徒歩とパラグライダーで繋いで越える過酷なレースです。

総距離864kmとのことですが、これは直線距離であり、実際の移動距離はその倍以上でしょう。

2003年に始まり、2年置きに開催で、2011年で5回目とのことです。
この手のエクストリームスポーツのスポンサーはご多聞にもれず、Redbullですw

日本からは扇沢郁選手が参加してましたが、初日のビッグフライトで飛行高度制限を超えてしまう
というレギュレーション違反で惜しくも失格になってしまいました。

X-alpsでのフライトはいわゆる山飛びで、徒歩で山に登り自らの判断でテイクオフするわけですが、地形や気象条件の厳しい環境の中、何度も失敗して飛び立つ姿に興奮しました。

観ていて以前トライした奥穂高岳山頂からのフライトの顛末を思い出しました。





もう十数年前になりますが、パイロット証を取得して間もなくの頃、どうしても穂高を飛びたくて、
山岳フライトを計画しました。

計画では、

  奥穂高岳山頂からテイクオフ 
⇒ 前穂高への吊尾根のリッジで高度を維持
⇒ 前穂高から明神岳を越えて梓川上空 
⇒ 上高地の梓川河原にランディング  高度差1700mのフライト

というものでした。

通常、晴天時の奥穂高岳は南風に加えて、岳沢からの吹き上げがあり、南東へのテイクオフに適しています。

初日はサポートメンバー3人と早朝に上高地入りし、パラグライダーを担いで奥穂高岳山荘まで。
山荘から観る美しい夕焼けは明日の晴天を約束してくれてました。

フライト当日、案の定、雲一つない晴天!

意気揚々と山頂へ向かいます。


山頂に着いてみると、風向きはいいのだけど、風が強い!
風速で7m~8m位だったと思います。

一応、風速の上限を6mに置いていたので、風待ちに入りました。

風はなかなか治まってくれず、結局4時間待ってやっと5,6mに。慌てて機体を広げだしました。
行かれた方はご存じでしょうが、奥穂高山頂斜面は崩壊した岩魂で埋め尽くされています。


okuho



治まったと言っても6mの風に煽られ、キャノピー(翼部分)やラインがやたら岩に引っ掛かります。

やっとのことでセッティングを終え、風がやや落ち着いたタイミングでクロスハンドで機体をライズアップ!

岩に引っ掛かりながらもキャノピーは頭上へ!

その時、ギャラリーから

「あ!破けてる!」

との叫び声が聞こえてきました。

慌ててBラインを思いっきり引いて機体を潰してテイクオフを中止しました。

確認してみると、キャノピー中央付近に2m程度の大きな裂け目が・・・ぞっとしました。

そのままテイクオフしてたら翼の形成ができず、間違いなく墜落していたはずです。

ギャラリーの一声に本当に救われました。




そのあとはもちろん徒歩で上高地まで5時間かけて降りました(^^;

今でも思い出すと怖いです。

X-alpsを観てまた飛びたいなぁと思ったのですが、今は抱えるものが多すぎて自重するしかないかな。


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ランニングロードの猫たち

エントリーした京都マラソンは見事に抽選漏れ。
次回に期待します。

他にエントリーした大会はないのでちょっとモチベーションは下がってますが、
まあ、ランニングは続けてます。

ランニングコースは近くの梅小路公園を中心に組んで、
だいたい5kmから10kmのコース設定してます。

梅小路公園は蒸気機関車館などがあり、そこそこメジャーなんですが、
やたらと猫が多い公園なんですよね。

その梅小路公園の猫さんたちをちょっとご紹介。


自宅を出てJR沿いの遊歩道を走り、梅小路に向かいます。


駐車場側から梅小路公園へ


緑のエリアが公園の中心部です
 

機関車館の横にチンチン電車が走ってたりします。乗車賃300円だったかな?


公園の中心部への石畳


芝生の広場を囲む周回歩道をぐるぐる走って距離の調整
   



いつもは夜走っているのでなかなか猫には遭遇しないですが、
昼間だと、いるわいるわ。
冬のわずかな日差しを捕まえて、日向ぼっこしてました。



 

 

 

 

 


なぜこんなに猫が多いかというと、
この公園、猫の餌やりを公認してます。
不妊手術の処置をして一代限りの生を全うさせてやろうということみたいですね。
猫が増えた場合、捕獲処分するのが普通なんでしょうが、愛護団体の方々が必死で守ってやってるようです。
だからといって、捨て猫が増えなければいいけど・・・
猫たちにとって京都の冬は過酷やろね。

たしかに、ここの猫たちは丸々と肥えていました。
猫たちの間で口コミで噂が広まり、集まってきてるのかも(^0^)
 



今年の3月には水族館がオープンするのですが、すでに開館に向けて準備をしておりました。
内陸水族館としては日本最大らしです。
計画に際しては賛否両論がありましたが、公園のデッドスペースをうまく利用した低層の建物で、うまく公園に溶け込んでいるように感じます。
   


今日は撮影しながらなのでまともに走れず、単なるおやじの散策になってしまった(^^;





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プロフィール

ひろろ

Author:ひろろ
Thrill‐Seeker
刺激が行動原則です。
クライミング、沢登り、ランニング、パラグライダー、音楽、アコギ、ロック、プログレ、画像処理、カラーサイエンス…京都からの発信です。

このブログはリンクフリーです。
どうぞご自由にリンクしてください。
連絡頂ければ相互リンク致します。

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