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Moonlight Shadow

前回の記事の最後、月の光の中のモノクロームの話を書いている時に
Mike OldfieldのMoonlight Shadowが浮かんできました。

前にも書きましたがMike Oldfieldは「Tubular Bells」で一躍脚光を浴びたマルチユーティリティのミュージシャンですが、アルバム丸ごと一曲というような作品が多く、ジャンルとしてはプログレッシヴロックに分類される場合が多いです。

しかし、あまり知られていませんが、キャッチーな短い曲も作っており、それを聴くと優れたコンポーザーであることが分かります。

Moonlight Shadowもそんな一曲で、ちょっと前にCMでカバー曲が使われていたので耳にした人も多いと思います。

Moonlight Shadow


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Maggie reillyの透き通ったボーカルが心地よいですね。
色んな歌手がこの曲をカバーしてますが、マギーが一番ぴったりときます。

随分前ですが、友人がこの曲を結婚式で使おうとしたので、あわてて止めました。
歌詞が「恋人が銃で撃たれてあの世にいっちゃった」ってな内容ですから(^^;


ついでにもう一曲。彼の原点はアイリッシュ音楽にあるのかなと思わせます。
これもボーカルはMaggie reilly
このPV、なかなかB級っぽくって好きです。
映像の口も楽器も音に全然合ってなくって、やっつけで作った感がありありで、何があったんやろって思ってしまいます。

To France

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色を見るということ ~初めに光ありき

今、深々と雪が降ってて、一面がモノトーンの世界になりつつあります。
京都市内は今年最初の積雪になるかな?

P2180439.jpg

モノトーンの世界を感じつつ、引き続き、カラーサイエンスのTIPSです。

色を見るためには基本的に三つの条件が必要です。

一つは光があること。
二つはその光を反射する物体があること。
三つめはその反射した光を感じる目(センサー)があるとこ。


これらの何れが欠けても色を感じることはありません。

光には様々な色の成分(波長)を持っており、これをスペクトルと言います。
身近な例では、太陽の光が虹で様々な色に分かれることからも分かります。

簡単に言えば、光が持つ色の成分(スペクトル)を物体が受けます。
物体には特定の色の成分を反射する特性があり、この反射された光が目に飛び込みます。
そして、目のセンサーがこの成分を感じて脳が色を判断するわけです。

Color2.jpg

この図からも分かるように、色を見る上で最も重要なのが、物体を照明する光です。

照明の持つ光の成分ごとの強さが変われば、物体の反射する色の成分も変わり、結局同じ物でも異なった色に見えます。
同じものを見ても、蛍光灯と白熱電球の下では違う色に見えるという経験は誰でもあると思います。

身近な例では、お肉屋さんのショーケースに使っている蛍光灯は、お肉の赤身をより引き立たせる色の成分を多くもった蛍光灯を使って新鮮に見えるようにしています。(これを高演色蛍光灯と言います)

このように、色を定義するときには先ず色を見る照明環境をきっちりと定義しないとダメです。
工業的や科学的に色を定義するときには、標準光源(D50やD65と呼ばれるもの)が使われます。

時々、絵画などの展示に電球色の照明を使っているケースを見かけることがあるのですが、とんでもないことです。あれでは作品の色をちゃんと再現できません。
暖色系の照明は落ち着いたシックな雰囲気を与えるので、高級感を出そうとしているのでしょうか?馬鹿ですね。




夜、月明かりの下では色をあまり感じないという経験をしたことがあると思います。
月明かりは太陽光が月面に反射したものなので、それなりに照明としての色の成分は十分です。
(厳密には月面の組成によって分光反射特性が決まるため全く同じ成分ではない)

ではなぜ、色をあまり感じないのでしょう?

実は、人の目には色を感じる錐体(L錐体、M錐体、S錐体)がありますが、これはある程度明るい環境でしか機能しません。
人間の目には「杆体(かんたい)」というもうひとつのセンサーがあり、暗い場所ではこの「杆体」が機能します。

杆体は明暗の情報は取れますが、色の情報はとれません。

明るい場所から暗闇に入った時、最初は何も見えないけど、徐々に物が見えてきます。
一般に「目が慣れる」と言いますが、これは目のセンサーが錐体から杆体に切り替わるのに時間がかかるからです。(逆に、暗闇から明るい場所にでた時は錐体に切り替わりますが、こちらの順応速度はずっと早い。)

人の目には錐体が700万個に対して、杆体は2億個もあり、光量子一個でも反応するほどの高感度です。

eye_model.jpg



以上のように、「色を見る」ということは初めに光ありきであることが理解できたと思います。
色を観察する場合は、必ず照明を意識してください。

でも、人の目(脳)には「色順応」という補正処理をする機能があるんですよね。
あたかもデジカメのプロセッサーがオートホワイトバランスを取るように。
初めに光ありきと言っても、やっぱり、人を抜きにしては色は語れないということです。


このあたりはまた機会があれば。。。

今日のあなたの夢は色が付いてるかな?


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色を見るということ ~感覚の脆さ

たまには私の仕事関連のネタでも。

私の専門とする分野は画像処理やカラーサイエンス関連なんですが、画像にしても色にしても
人が見て感じるという感覚、感性の部分を抜きにしては語れません。
それだけ奥深く、面白い分野でもありますね。

そんなカラーサイエンス - 色の科学についてのTIPSを思いつくままに。


人は目を介して色を認識しますが、実際は認識しているのは脳であって、目は単なるセンサーにしかすぎません。

目には赤、緑、青(R、G、B)を感じるセンサー(これを錐体といいます)があり、そのセンサーからの信号の強さの組み合わせを脳で処理して様々な色の認識が行われます。
テレビやパソコンのディスプレーがRGBの光の三原色で様々な色を作り出しているのと同じです。

※実際はきっちりとRGBに分かれているわけではなく、紫~青、緑~橙、黄緑~赤のセンサー特性を持ちます。

結局、色は脳が認識しているということで、多分に心理的な要因や感情などに大きく影響を受けます。
物理的に同じ色を見ていても人種や文化が異なれば違う感覚で色を捉えているかもしれません。
 
そんな感性の揺らぎの部分は置いといたとしても、人は簡単に誤った色の認識を持ってしまいます。

下の画像を見てください。



20070624230539.jpg


チェッカーの「A」の色(濃さ)と「B」の色(濃さ)はどう見ても違うとしか思えません。

しかし、信じられないことに、AとBは同じ濃さなんです。

これは「Checker-shadow illusion」という錯視(視覚的な錯覚)の例を示した有名な画像です。

試しに、同じ濃さの短冊を置いてみると、ご覧のように、A=Bであることが分かります。

何故こういうことが起こるのかというと、人はある色の明るさを見る場合、周囲の明るさと比較して認識します。つまり、周りが明るいとより暗く、逆に回りが暗いとより明るく感じてしまうからです。


20070624230539_2.jpg


以上はグレーの画像の錯視の例ですが、カラーについても同様の錯視が起こります。
次の画像をご覧ください。


     名称未設定 1

この画像の瞳の色は左がちょっと青く見えると思います。
しかし、瞳の色は左右とも同じグレーの色です。

これは周辺の赤っぽい色との比較でその反対色(補色といいます)の青っぽい色が認識されてしまった例です。

このような錯視の例はまだまだ挙げることができます。

このように、人の色を見る感覚は結構いい加減なんですね。


明るさ、色だけでなく、画像の構造についても錯視が起こります。

次の2枚の画像では、左の画像が盛り上がったように、右が凹んだように見えると思います。
実はこの画像は上下をひっくり返しただけで同じ画像です。

まぁ、このあたりになると認知心理学の領域になるのかもしれませんが。


outotu.jpg


色の観察者はあくまでも人間です。
その感覚、感性を抜きには正しく色を科学することはできません。

生まれつき盲目の人が視力を回復して初めて見る世界は単なる色の渦だったという話もあります。

あなたの見ている色と私の見ている色は同じなんでしょうか。

カントの純粋理性批判ではないですが、目に見えるものはすべて正しい?


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おすすめの山岳図書 ~ノンフィクション編 その1

・死のクレバス-アンデス氷壁の遭難 J.シンプソン ★★★

山での遭難は当事者が亡くなった場合、その事実だけが取り上げられ、
準備不足だの、ミスだのと訳知り顔のマスコミが批判したりします。

山岳遭難を美化するつもりは毛頭ないですが、墜落死などのどうしようもない場合は別として、
遭難の影には生き延びるための壮絶な戦いがあり、その果てに力尽きた結果としての死があるのも事実です。

絶望的な状況から想像を絶する苦難を乗り越え生還した当事者が優れた表現者であった場合、普段は知ることのできない人間のすさまじいまでの戦いの軌跡を見せられ愕然とします。

「死のクレバス」はそんな人間の限界を越えた戦いの記録です。

著者のジョー・シンプソンとサイモン・イェーツは南米シウラグランデ西壁の初登攀に挑戦し、苦難の末、みごとこれを成し遂げる。
その帰路にアクシデントが発生し、ジョーは足を骨折してしまう。
それからの逃避行・・・
サイモンはロープでジョーを確保し、雪壁を滑らせて下ろすのだがギャップを乗り越えてしまったジョーが宙づりに。
自分も引き込まれそうになったサイモンは苦渋の決断でロープを切断する。



クレバスに滑落したジョー。そこからが壮絶な戦いの始まりです。

ジョーはサイモンも一緒に滑落したものと思い、ロープを手繰る。
何の手ごたえもなく落ちてきたロープには切断の跡が・・・

全くの絶望的な状況。

クレバスを登り返して脱出を試みるも、痛めた足ではそれもかなわず、さらにクレバスの奥底に下降することを選択するジョー。

恐らくこの時点で、ジョーは滑落による突然死を望んでいたのかも知れません。
ところが・・・・


読んでいるだけで絶望感が伝わってきます。痛みを共有してしまいます。
ここまで人間は生に執着できるものなのか。
希望のない戦いの果て、奇跡は起こるのですが。


原題は「Touching The Void」で、望みのない空虚な心情をジョーは現わしたのかもしれません。
この空虚感にはロープを切断したパートナーへ向けた思いも多分に含まれていると。
やむを得ない事態とは言え、ロープを切断したパートナーとは二度とロープを結べません。
少なくとも私ならそう思います。
クライミングのパートナーというのはそんな関係なんです。


「死のクレバス」は邦題「運命を分けたザイル」として映画化もされています。
これも原作を忠実に再現した優れたドキュメンタリでおすすめです。
でも題名はもうちょっとなんとかならんかったんかなぁ!


前半の登攀記録的な記述は登山経験のない方には分かりずらいかもしれませんが、人間ここまで頑張れるものなんだと改めて考えさせられる一冊です。


死のクレバス―アンデス氷壁の遭難 (岩波現代文庫)死のクレバス―アンデス氷壁の遭難 (岩波現代文庫)
(2000/11/16)
J. シンプソン

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ブレンダン・マッキー、ニコラス・アーロン 他

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今日の作業のBGM

月曜の仕様レビューはなんとかクリア。
只今若干の手直し中…

家ではいつもBGMをかけながら仕事してます。

作業用なので、あまり曲に気を奪われない選曲にしないといけないのでJAZZ、FUSION系が多いのですが、結局好きな曲を選ぶわけなので、ついつい音楽の方に気が行ってしまいます。


ということで、今日のBGMの中からお気に入りの曲をピックアップ。

Bob James & Earl Klugh - Two Of A Kind
Sandstorm



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Donald Fagen - The Nightfly
I.G.Y. (What a Beautiful World)



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Buzz Feiten & The New - Full Moon
Darling Aleksandra



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それぞれのアルバム、曲にいろんな思い出が詰まってます。
あ~、こりゃ仕事にならんわ (^^;



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プロフィール

ひろろ

Author:ひろろ
Thrill‐Seeker
刺激が行動原則です。
クライミング、沢登り、ランニング、パラグライダー、音楽、アコギ、ロック、プログレ、画像処理、カラーサイエンス…京都からの発信です。

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