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ケイト・ブッシュ 魔物語(Never for Ever)

ちょっと押し入れを整理してたら長年行方不明になってたケイト・ブッシュのレコード(!)を発見!
まぁ、行方不明になっていたことすら忘れてましたが。

ケイト・ブッシュ 魔物語(Never for Ever)
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ケイト・ブッシュはPinkFloydのDavid Gilmorがその才能を見出し、プロモートして世に送り出したシンガー・ソング・ライターですが、さんまの「恋のから騒ぎ」のオープニングに彼女の「嵐が丘」が使われていたので名前は知らなくても耳にしたことがある人は多いと思います。

魔物語は1980年リリースの彼女の三作目のアルバムで、全曲、彼女自身のプロデュースであり、彼女の才能が一気に開花した最高傑作だと思います。

このアルバムは擦り切れるほど聴いたのですが、捨て曲が一曲もない素晴らし完成度で、歌詞も含め彼女の独特の世界観を醸し出しています。

彼女はこのアルバム制作時、若干20過ぎだと思うのですが、なんでこんな曲や詞が書けるのか、まさしく天才としか言いようがありません。
アルバムとしての統一感も素晴らしのですが、一曲一曲が深いメッセージ性を孕んでおり、歌詞と首っ引きで聴きこんだ記憶があります。



レコードを見つけてもプレーヤーはすでに無いので、聴くことはできません。

でも、こんな時はYoutubeでサクッと検索。当然アップされてました。
いやー、便利な時代になったもんです。

そんな魔物語(Never for Ever)から、特にプログレっぽい2曲をご紹介します。

一曲目は「エジプト(Egypt)」
このアルバムの中では変な言い方ですが、箸やすめ的な位置づけで、過激なメッセージはないのですが、後半はきっちりプログレしてくれてます。
(この動画は公式PVではなく、Fan Madeのようです。でも、素晴らしい出来なのでこちらをリンク)

Kate Bush - Egypt

携帯用動画リンク


ニ曲目は「呼吸(Breathing)」
核爆弾投下後の世界を胎児が語るという歌詞内容です。

少女の皮膚を通して
外気が体内に沁み込んでいく
私も表に出ていた
でも、今は内に潜んでいる方が安全
昨夜、目も眩むような閃光が
夜空を焦がした
私のレーダーは送っている―危険信号を
でも、私は本能に命じ続ける
呼吸することを

吸い込むのよ - 母なる源を
吸い込むのよ - 愛するもの全てを
吸い込むのよ - 彼女のニコチンを
人間の堕落を吐き出して - また -吸い込むのよ

私たちは最後のチャンスを手放した
あの大爆発のあと
私たちは生き残った最後の人間
私たちの肺の中でプルトニウムがキラキラ輝いて
私は心から愛している
私の周りにある全てのものを
果てしなく広がる自然を
それを吹き飛ばしてしまったのは
心なき愚かな者たちの仕業
あなたと私は知っていた
生命とは呼吸をすること

吸い込むのよ - 母なる源を
吸い込むのよ - 愛するもの全てを
吸い込むのよ - 彼女のニコチンを
人間の堕落を吐き出して - また -吸い込むのよ

呼吸なくして私たちは一体何ができるというの?
ああ、お願い呼吸をさせて
早く、深く息を吸い込むのよ
呼吸するために空気を残しておいて
ああ、生命とは呼吸をすること

(対訳 山本安見)



福島の子供たちも呼吸をしてます

Kate Bush - Breathing

携帯用動画リンク

Never ForeverNever Forever
(1991/08/05)
Kate Bush

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おすすめの山岳図書 ノンフィクション編 その2

・Master Of Rock ジョン・ギルのスーパーボルダリング パット・アメント ★★★

およそどのような分野でもイノベータが存在し、彼ら、彼女らによって今まで考えもしなかった限界の扉が押し開かれ、それに続く者への道が作られます。

ボルダリングは「ボルダー(本来、氷河から押し出された標石の意味)」というそこらに転がっている大石を登るクライミングが語源です。
自然の脅威にさらされることのない、高々4~5mのクライミングでは、その興味はルートの難度に集中し、恐ろしく困難な課題が設定され試されたりします。

現在、ボルダリングはその手軽さや整った環境(室内壁)に恵まれ、ストイックな山岳クライミングとは別の「スポーツ」として多くの人に受け入れられています。

本書はそんなボルダリングの伝説的イノベータであるジョン・ギルのバイオグラフィーです。

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ギルは学生の頃、体操競技に携わるかたわら、ボルダリングに興味を持ち始め、1950年代半ばからそれにのめり込みます。
当初は登山ともクライミングとも認められず、単なるお遊びと思われていたボルダリングですが、用具を駆使する登攀から、フリークライミングへと世間の興味が移るに従い、ギルも一躍脚光を浴びます。

ギルは当時、アメリカの最難ルートのグレードが5.9程度だった1961年にニードルズ山群にある「スィンブル」(5.12)の9mのフリーソロ初登を成し遂げています。
それは発想の転換と驚異的な身体能力、精神力が結実した証でした。

本書は豊富なボルダリングの写真とともに、アメントがギルにインタビューする体裁で、伝説のボルダラーの姿を浮き彫りにしています。

本書に収められた、まるで重力から解き放たれた空中遊泳のようなボルダリングシーンを見るにつけ、限界、不可能の意味を改めて考えさせられます。

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今でこそ、さらに困難なボルダリングプロブレムはいっぱいあるでしょうが、イノベータとして彼が開いた扉の意味はとてつもなく大きいでしょう。
「誰かが登れた」という事実は後に続く者にとって、最も大きなバックアップになります。


残念ながら、本書はすでに絶版で入手も困難(高価?)になっています。
でも全てのボルダラーに読んで欲しい一冊です。

日本では1984年初版 訳者は平田紀之です。 (山と渓谷社刊 定価1800円)


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空はなぜ青い? 

今回はカラーサイエンスのTIPS第三弾
決して難しい話ではないので気軽に読んでください。

抜けるような青い空のもとでのクライミングは大変気持いいですね。
高山に行くほど、空の青さは深く、紺色に近くなります。

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上越 巻機山 米子沢 上流部(2007.10)


ところで、何故空は青い?と問われて正確に答えられる人は意外に少ないのではないでしょうか?
春は霞んだような水色で、秋は抜けるような青。そして高山では紺碧の空。


ちゃんとした理由があります。

カラーサイエンスの1回目で色の成分の話をちょっとしました。
虹を見ても分かるように、光は紫、青から赤にかけての目に見える成分を持っています。(可視光線)

光には波長があり、紫、青は波長が短く、赤は長い波長を持ちます。
波長を水面の波に例えると、青はさざ波で赤は大きくうねった波になります。

図1

空には空気の分子や細かい塵、水蒸気の粒子があります。
太陽の光が地上に到達するまでに、この空気中の粒子に光が当たり、散乱してしまいます。

ここで、光の波長を考えてください。

細かい波ほど、こういった粒子に衝突する頻度が高いということが分かります。

       sannran.jpg



また、気体分子に衝突した場合も波長の短い青い光ほど、より多く散乱します。

※正確には光が気体分子に衝突する場合、波長の短い、すなわちエネルギーの高い青の成分がより強く気体分子を励起し、散乱(レイリー散乱)を起こして空いっぱいにばら撒かれます。
 レイリー散乱は光の波長より小さい粒子に対して発生する散乱で、波長の4乗に反比例するので、例えば波長が1/2だとすると散乱は16倍になります。

レイリー散乱係数(nは粒子数 dは粒子径 mは反射係数 λは波長)

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このように、空気中の粒子によって波長のより短い「」の光の成分が空全体に散乱するので、結果として空は青く見えます。


春は空気中に浮遊する微粒子(主に水蒸気)の数が多く、太陽光全体(白)の散乱(ミー散乱)がかぶり、全体に白っぽく霞んだ色になります。
ミー散乱は光の波長より大きい粒子で発生する散乱です。(球形の粒子)

逆に、秋の空や高山では水蒸気などの微粒子の数が少ないため、ミー散乱が少なくなり、波長の短い光(青)の成分が支配的となって紺碧の空になります。

実際、澄んだ空気の3000mの高山では黒に近い紺色の空を見ることがあります。
空気中の散乱がなければ空は真っ黒なんですね。


では、夕焼けは何故オレンジ色なんでしょうか?
ちょっと考えれば分かります。次回までの宿題ということで!



うーん、紺碧の空のもと、クライミングに行きたい!

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北岳バットレス 第四尾根(2004.10)


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シンフォニーとロック

このところ日差しも暖かく、ようやく春めいてきて
気持も体もむずむずする今日この頃、お元気ですか?

こんな夜には陽性のプログレッシヴロックを聴きたくなります。

ロックバンドとオーケストラのコラボレーションは結構あるのですが、多くの場合、無理やりこじつけたような感じがして、成功しているケースは少ないと思います。

オーケストラとの共演なら、やっぱりプログレがしっくりきます。
シンフォニック系プログレというジャンルもありますから。

ということで、オーケストラと共演したYESの動画をご紹介。

YESはプログレ御三家(KingCrimson、PinkFloyd)の一角のメジャーバンドですが、
私自身はあまり思い入れはありません。

なんというか、あまり毒がなく陰鬱な感じがしないのが浸れない理由かもしれません。
って、どんなけ暗いねん!

先ず一曲目。
「And You and I(同志)」
Yesの最高傑作アルバムと称される「Close to the Edge(危機)」に収められた
名曲ですが、明るく、美しいメロディラインがオーケストラとの親和性を高めています。
曲の展開も感動的でかつ緻密に計算されており、大好きな曲です。

Yes - And You and I - live in Amsterdam 2001

携帯用動画リンク


ニ曲目は7作目のアルバム「Relayer(リレイヤー)」に収められている傑作「錯乱の扉」の
終章をかざる名曲「Soon」

「錯乱の扉」は20分を越える大作で、ジャズのインプロビゼーションを思わせる緊張感あふれる序盤から中盤で迎える感動的な調和、そして奇跡のように美しいメロディの「Soon」に昇華される展開に泣きそうになります。通して聴くことをおすすめします!
ジョン・アンダーソンのボーカルとスティーブ・ハウのスライドギターが心に沁みます。

Yes - Soon (錯乱の扉より) - live in Amsterdam 2001

携帯用動画リンク

うーん、やっぱりYESも大好きかも(^0^)


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京都水族館なう

この一カ月はめちゃ忙しくてランニングをさぼってました。

今日は日差しも温かく、久しぶりのランニング。
いつもの梅小路公園を走ってきました。

京都水族館は3月14日オープンということで、前売りの年間パスポートを求める人が押しかけてました。

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オープン直前の京都水族館をちょこっとレポート。




大宮通りから見た京都水族館
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水族館の東側から正面
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水族館のエントランス
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前売りの年間パスポートは2時間待ち・・・
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いっぱい並んでます
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正面からの外観
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梅も満開。春は近いですね!
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梅猫も日向ぼっこ
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ランニングの時はiPodで音楽を聴きながら走っているのですが、久しぶりのランニングなので、バテないようにハードで乗れる曲を選びました。
その中から、お気に入りを2曲ほど。

Guns N'Roses - SweetChild O'Mine

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Van Halen - Panama

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けど、やっぱりバテました(--;
体を作り直さないとあかんわ。


プロフィール

ひろろ

Author:ひろろ
Thrill‐Seeker
刺激が行動原則です。
クライミング、沢登り、ランニング、パラグライダー、音楽、アコギ、ロック、プログレ、画像処理、カラーサイエンス…京都からの発信です。

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どうぞご自由にリンクしてください。
連絡頂ければ相互リンク致します。

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