今更ながらプログレッシヴ・ロックの定義を考えてみた。
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・オーケストレーションを取り入れたシンフォニー仕立ての大作
クラシックを意識して無理やりロックで表現しただけなら何が「進歩的」なんだろ。・複雑な構成と意外な展開と変拍子で聴く者の予測を裏切る楽曲の展開
一歩間違えば単に奇をてらっただけの空振り状態に…・ジャズ的なインプロビゼーションを取り入れた曲の展開
むしろジャズでいいのでは?テクニックが伴わないと最悪。・実験的アプローチ(楽器以外の音源仕様、異なるジャンルの音楽の横断的融合、現代音楽的な前衛性)
聴いてて苦痛な場合が多くて…などなど考えると、プログレ好きな根拠が分からなくなってくる。
もっと感性的な部分で考えると、何度も繰り返し聴いてしまう中毒性に惹かれているわけで、そもそもプログレなんてジャンル自体は70年代の幻想でしかないかも。
ロバート・フィリップもKing Crimsonをプログレバンドって呼ばれることを否定してるし。
スルメのような味わい深い中毒性を持った曲を探し求めた結果、たまたまプログレバンドの曲が多かったってことですね。・
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一見(一聴?)ポップな歌ものでも中毒性のある曲も大好きなのでよく聴くのですが、特にお勧めなのが
Mike Oldfieldの「Discovery」彼のアルバムの中で歌もの中心にまとめられたものとしての最高傑作で、全般に渡って捨て曲なしの名盤です!
彼独特のメロディラインと印象的なバッキング、ツボを得たギター、意表をつくドラムなどなど、何度も聴いてしまうこの中毒性を持っています。
その中でも2曲程をご紹介。
まずはアルバムの4曲目の「Trick of the Light」
下手すればベタな歌謡曲っぽくなりそうな乗りをMaggie Reillyの透明なボーカルがピンとテンションを張って、絶妙なバランスのスルメ曲に仕上がってます。
Mike Oldfield - Trick of the Light次は6曲目の「Talk About Your Life」
これもまたMaggieの透明なボーカルが冴えわたる名曲です。
途中で「To France」のあの印象的な旋律に全くことなるメロディラインをぶつけて破綻するどころか、強烈に印象付けられます。
Mike Oldfield - Talk About Your Life以前に紹介した一曲目の「To France」から「Saved By A Bell」まで絶妙な曲順に並べられており、通して聴くと一つの物語が紡ぎだされているような不思議な感覚になります。
是非通して聴いてみてください。
きっと何度もしがみたくなりますよ!
あえてプログレッシヴポップスと呼ぼう!
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