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デンジャラスエッジ ~危険との距離の測り方

私自信、結構刺激的なことが好きで、これが行動原則になっています。

いわゆる「Thrill-seeker」です。

「いわゆる」って普通知らんか、そんな単語(^^;

Thrill-seeker:A person who enjoy thrilling situations, or who engages in dangerou sports.
 
ということで、まぁ、スリルのある状況や危険なスポーツ大好き人間ってことです。

パラグライダーやクライミングにハマった理由も多少なりともこういう性癖が影響しているのは間違いないですね。

でも意外と本人は危険を感じていないのですよ。

たとえばクライミング。

一般的にはハイキングや尾根歩きなどと比べて非常に危険な登山のジャンルと考えられています。

落石、滑落、困難なエスケープ・・・危険な要素は確かにいっぱいあります。

しかし、クライミングしている時はそれらの危険については全て認識しています。
そして、できる限りの対処と準備をしています。

ヘルメットをかぶり、ロープを結び、安全確保のための色々なギアを抱え、
万が一の状況に備えています。

逆説的ですが、「想定している危険」を認識しているが故に安全と思えるのです。

私なんかは一般の縦走路の岩場を歩いている時の方がよっぽど怖いです。
だって、足滑らせたら最後、救ってくれるプロテクションは何もないのですから。


但し、ここで曲者なのは「想定外」の危険は必ず存在するということです。

このあたりは自らの経験で補うしかないかもしれません。

登山などのアウトドアに限らず、日常生活でも同じように危険は存在します。

ただ、都会の便利な生活ではその認識はすごく希薄になっています。
安全は当たり前という根拠のない前提で暮らしています。

・ホームで電車を待っている時、先頭に並ぶのは怖くない?
・横断歩道で信号待ちをしている時、車が突っ込んでくるとは思わないよね?
・交差点やブラインドコーナーの先に潜む思わぬ事態は想像できる?

神経質になれと言っているわけではないです。

ちょっとした想像力で危険は見えてきます。
あと、危険を感じる本能ですね。


海岸の断崖にいる自分を想像してください。この断崖の概念がデンジャラスエッジです。

断崖と知らずに不用意に近づけば落っこちます。 
断崖と分かって近づかなければ安全かもしれませんが、素晴らしい景色は楽しめません。
でも柵があれば崖際まで行ってちょっとしたスリルと興奮を楽しめます。


この柵の概念をロテクティヴ・フレームと言います。

プロテクティヴ・フレームは多分に主観的なものなので、誤った認識を持つと崖から落ちるかもしれません。

クライミングでは危険を正しく認識し、自らきっちりとプロテクティヴ・フレームを定義できた時、初めて興奮と喜びと達成感が得られます。


クライミングで最も危険な行為に「フリーソロ」があります。

フリーソロとは、ロープを含め、一切の安全確保手段を講じずに、
体一つでクライミングするという、傍からみてると危険極まりない行為です。

墜落=死 です。

反面、達成できたときの快感は半端ではなく、アドレナリン出まくりの麻薬的な興奮が得られます。
Sexの快感なんて目じゃないです。

この場合も、

足が滑っても指一本で体を支えられる自信
ホールドが欠けた場合を想定したムーブ(動き方)


など、きっちりと心理的プロテクティヴ・フレームができているので楽しめるのです。

皮肉な話ですが、「死んだらどうしよう」と思った途端、プロテクティヴ・フレームが崩れ、
体が動かなくなり、落ちて死んでしまうということになりかねません。






大層な言い方をすれば、人類はリスクを冒すこと、冒険することで進歩してきました。

仕事でも同じです。
新しいこと、未知なこと、失敗する危険・・・不安はいっぱいです。
でもほんのちょっと考え方を変えるだけで楽しめるかもしれません。

危険を楽しむことは無謀とは違います。

正しい危険の認識と準備=プロテクティヴ・フレームを持って危険を楽しんでください。


きっと人生が豊かになると思いますよ!




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ひろろ

Author:ひろろ
Thrill‐Seeker
刺激が行動原則です。
クライミング、沢登り、ランニング、パラグライダー、音楽、アコギ、ロック、プログレ、画像処理、カラーサイエンス…京都からの発信です。

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