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おすすめの山岳図書 ~ノンフィクション編 その7

・大いなる山大いなる谷 志水 哲也 ★★ (あなたが沢ノボラーなら★★★)

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志水哲也氏は現在、山岳写真家、山岳ガイドとして活躍されていますが、本書は彼の若き日の山行を綴った青春の記録です。

将来の目標を見失っていた高校時代、山との出会いにより生きる糧を見出します。
それから山へ、沢へ、岩壁へとのめり込んで行くわけですが。

本書は

・山  - 17歳の時の夏季 北アルプス全山縦走(42日間)
・渓谷 - 黒部の谷 全沢25本トレース(1986年、1987年)
・岩壁 - 谷川岳衝立岩単独、ドリュー南西岩稜単独など
・山稜 - 冬季南アルプス全山縦走、冬季知床半島全山縦走など

の4部構成となっています。

中でも本書の半分近くを占める「渓谷-黒部の谷Ⅰ、Ⅱ」が凄まじい。

志水氏は1986年に宇奈月温泉、1987年に黒部湖畔のロッジくろよんにそれぞれ、のべ3カ月以上投宿し、黒部の谷を隈なくトレースしました。
驚くべきことに、そのほとんどを単独でこなしています。

情報の少ない未知の険峪に単独で挑む精神力と技術には脱帽します。

圧巻は「幻の剣沢大滝」を含む剣沢単独遡行で、9日間に渡るルート工作を経て2ビバークでこれを成し遂げています。

全ての記録に詳細な遡行図が添えられていて、沢ノボラーには堪りません!
自分には到底そこまでの技術や体力はありませんが、手記を照らし合わせて読むと思わず疑似体験で手に汗をかいてしまいます。

遡行記録としても価値があるものですが、綴られる手記には志水氏の山への思いが静かに、しかし熱く綴られており、読む者を飽きさせません。

「出発前はいつも不安に襲われる。一方、今度はどんな滝が潜んでいるかと考えるといつも何らかのときめきを覚える。そして黒部の谷はその期待を裏切らない。
驚嘆する景観を前にして、僕はときとして立ちすくむ…」


何度も読み直しました。そして読むたびに憧れの沢へいざなわれます。


大いなる山 大いなる谷大いなる山 大いなる谷
(2004/06)
志水 哲也

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