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紅葉の中央アルプス 中御所谷遡行 2012.10.6 後編

前編のあらすじ

紅葉の三連休ということですごい人出の中、最大の難関と思われたバスでのしらび平へのアプローチもクリアし、中御所谷を遡行する我々。
ハイライトの一つである滑滝三兄弟も順調にこなし、現れる滝を気分よく越えていく。
そして第二のゴルジュ帯に突入するのであった…



さらに進むと両岸が狭まり、ゴルジュ状の渓相に。
その奥に7mCS滝が現れました。
PA060959s.jpg

これは直登できないので左岸の壁を登り、草付きをトラバースして越えます。

なるべく奥から取り付き、バンドを右上する感じで壁を登るとリングボルトの残置があり、一息つけます。途中にカムを一カ所効かして壁を直上するとなんとトラバースポイントに立派なアンカーボルトが。
ここでピッチを切ってO氏を迎えます。
ここから草付きをトラバースして落ち口へ向かうのですが、ホールドが少ないので慎重に。
PA060956_2s.jpg

ちょうど右岸に日が当たり青空と紅葉のコントラストが美しい。
PA060960s.jpg

CS7m滝の上流は左岸から40m滝が流れ込み、ハッとするような美しい景観を見せてくれます。
PA060962_2s.jpg

次の5m、7m連瀑は右岸をフリーで快適に越えて行けます。
PA060963s.jpg

さすがアルプスの谷、スケールの大きな迫力のある景観にため息。
PA060964s.jpg

まだまだ滝は続きます。もういい加減満腹状態でゲップが出そう…
次の9m滝は左岸を短く巻いて越えます。
PA060965s.jpg

その奥の10m滝はとても登れそうにないので、右岸の枝沢から巻きます。
PA060968s.jpg

この高巻きで大失敗。最短距離でトラバースに入れば良かったのでしょうが、何を思ったのか枝沢を登りやすい方向にどんどん詰めあがってしまいました。
多分、この後の滝もまとめて巻くという情報が頭にあったからだと思います。

沢での高巻きの鉄則:最短距離で巻く を全く失念していました。へたくそですね(^^;
(実線が辿ったルート。本来は破線のルートで高巻きか?)
PA060969_1s.jpg

トラバースのきっかけが掴めないまま、どんどん詰め上がってしまい、やっと微かな踏み跡からブッシュをかき分けトラバース開始しました。

トラバースの途中から奥の20m滝が見えます。上がり過ぎ!
PA060970_2s.jpg

やっとのことで本流に戻れそうな枝沢に出合い、3ピッチ50mの懸垂下降で本流に帰還。
nakagosyo2.jpg

懸垂で降り着いた本流。時刻はすでに14時を回ってます。結局この高巻きで1時間以上のロス!
PA060972s.jpg

気を取り直して本流を進みます。
PA060974s.jpg

二つほど滝を乗り越すと、大きく開かれた空間に枝沢の40m滝を従えた20m大滝が現れました。
全く、息を飲むような絶景です。

時間は押しているのですが、巻きの疲れもあったので、ここで久々の大休止。
PA060976_1.jpg

この大滝も登れないので、一つ手前の左岸の枝沢から高巻きます。
枝沢の15m滝を越えたあたりからトラバースを開始すべきなのですが、何故かそのまま沢をどんどん詰めあがってしまいました。全く学習能力がないですね(^^;

恐らく疲れてきたのでブッシュに突入する気力が削がれ、安易な階段状の沢をそのまま詰めた感じです。

かなり登ってからトラバースを開始して、本流に戻ったところは最後の「鏡の滝」でした。
(この詰めあがりは食傷気味の滝登りを回避したいという確信犯的な部分もあったかも)
PA060977s.jpg

時刻はすでに16時半、ロープウエイの最終は17時となっているので、この時点でアウトかも…
ビバークが頭を過ります。

鏡の滝を越えてからも中御所谷は滝攻撃の手を緩めてくれませんが、徐々に源頭の様相に。
少なくとも暗くなる前には沢を抜けきりたいので、疲れた体に鞭打って先を急ぎます。
PA060979s.jpg

PA060980s.jpg  PA060981s.jpg

最後の三俣の左を詰めあがると、本当に「ポン!」という感じで千畳敷に到達!
PA060984s.jpg

PA060988s.jpg

時刻は17時半、ほとんどロープウエイは諦めていたのですが、何やら遠くから整理券番号を呼ぶアナウンスが…

そうなんです、本日の千畳敷のあまりの賑わいに下り客が溢れていて、ロープウエイは延長運転をしてくれていました。

重い足を引きずり、遊歩道をロープウエイ駅へ。何も考えずに歩けるのは久しぶりです。
駅ではまだまだ人が溢れかえってました。恐るべし、紅葉の千畳敷!

結局、1時間以上待たされ、19時5分の最終ロープウエイに乗ることができ、無事、下界へ。
京都にはその日の内に帰ることができました。やれやれ、お疲れさん!
PA060989s.jpg

《総括》
中御所谷は聞きしに勝る滝だらけの谷で、谷はほとんど滝で構成されているといっても過言でないでしょう。
従って、登るにしても巻くにしてもパーティーの力量が遡行時間を大きく左右します。
ロープの使用頻度にしてもそうですね。

今回の反省点としては「稚拙な高巻き」に尽きます。
再度、「高巻きは最短距離で」を思い知らされた遡行でした。

とはいえ、これだけの滝を日帰りで楽しめる沢はそうありません。
高巻き以外は夢中になって「滝登り」を楽しめました。
また、機会があれば行きたい谷ですね。次回はもっとスマートな高巻で。


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満喫ですね!

いやあ、満喫ですね!行かなかったけど、行きたくなる沢ですね!でも、空中懸垂は怖いなぁ・・。急に感動のエンディングが来る沢ってのはいいですよね!体力勝負だな・・、体力・・。どこ行っちゃったのかな、俺の体力・・・。

Re: 満喫ですね!

> ご無沙汰ちゃん

満喫どころか食べ過ぎで腹痛起こしそうですよ!
最後に藪こぎがないのはいいですね。
千畳敷に出た頃は薄暗かったので紅葉のカールを見れなかったのが心残りですが。
まぁ、体力は気力と年の功で補うしかないかも!
またご一緒しましょう。
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