今日(4月28日)沢を詰めて愛宕山に登ってきました。
愛宕山なんて、小学生以来です。

朝起きて外を見ると快晴!
どっかいきたいなぁ…と優雅にモーニングコーヒーを飲んでいると、
天啓のように
「愛宕山に登れ!」という声が聞こえた。(あぶね~)
うーん、神のお告げとあらば登らねばなるまい。
きっと不浄の身を清めてこいということであろう。
しかし…階段のような表参道から登るのも芸がない。
なんか面白いルートはないものかと思案…そういえば…
明神谷を詰めて愛宕に至る、くそマイナーなルートがあることを思い出した。早速「
ウォッちず」で2万5千図をスクリーンコピーしてプリントアウト。
(いつもお世話になっています m(_ _)m )
650mあたりで登山道に抜けられそう。
車は落合ロックの上にデポすれば無料かつアプローチも近い!
善は急げと慌ててザックに荷物を詰めて、「山行ってくるわ!」と玄関を飛び出した。
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12時過ぎに落合ロック着。幸い駐車スペースは空いていた。しめしめ!
で、いつもの保津川下りのショット。

ここで完全沢登り仕様に身支度。足周りはアクアステルス。
この手の沢では滑りまくりそうな気がしないでもないが…
水温確認で、早速、清滝川を渡渉。意外とぬるくて安心。

昼食時でハイカーがお弁当を広げている横をジャバジャバ進む。
ちょっとおかしな人に見られてる気もするが、気にしない。
遊歩道を進むこと20分で明神谷の出合いに到着。

おおっ!出合いにはのっけから沢心(何それ?)をくすぐる滝が流れ込んでいるではないか!

ここで本日のルールを決める。
・このルートには滝を巻く古道もあるようだが、基本、沢通しに遡行し、全ての滝は直登する。
(単独なので直登がリスキーな場合はとっとと巻く)
・パンツを濡らしたくないので、股上以上に水に浸かることは回避。
ルールを決めればそれはゲームとなり面白みが増すのだ!
12時50分、遡行開始!
なかなか楽しい滝が次々現れて嬉々として登る。





りっぱな三段の滝。三段目はチムニー状で、ちょっとトリッキーなステミングで越える。
この滝を越えると、一旦平流に。
手あかのついてない感は、どこか芦生の沢のよう。

平流はいいんだけど、伐採の倒木が邪魔くさい。

しばらく行くと、枝垂れる美しい滝がおでまし。
逆層かつ滑っているので慎重に右の水流を直登。

後で調べると、この滝は明神滝と言うらしい。
上段はこんな風で逆層のいやらしい感じ。

この滝から上は極端に水量が落ち、源頭の様相となる。
標高450mあたりで伏流になって水が切れる。

水流が切れた所でちょうど午後2時。1時間10分の遡行です。
昼飯を食ってないことに突如気づき、ここで昼食。
おにぎり2個とカップラーメン。
ところがコッヘルとガスはあるけど、ノズルが見当たらない…
慌てて準備したので忘れた模様。
仕方がないのでおにぎりをもそもそ、楽しみにしてたコーヒーも飲めないではないか(;;)
気を取り直して、20分の休憩後、出発。
その上は何故か伐採の倒木だらけ。何の嫌がらせなんやろ?

倒木を避けつつ苦労して進むうち、何やら人の声がすると思ったら、表参道に合流でした。

表参道はずっとこんな高速道路が続きます。

黒門を抜けると、いよいよ愛宕神社の境内です。

石段を抜けて本堂へ。

お賽銭を奮発して、世界平和を祈っておきました。(午後3時16分 最高点924m)

愛宕山は市内のどこからでも見えるので、当然、愛宕からも市内が一望できます。

下りのルートをどう取るか悩んだけど、ラーメンを食ってない不安もあり、一番楽な表参道を選択。
足周りをトレランシューズに替えて、走り下ります。
高低差850メートル、4kmのランニングですね。
転げるように駆け下り、おなじみの鳥居でフィニッシュ! 所要時間35分でした。

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愛宕山は幾つものルートがあり、あまり踏まれてないとコンパス&読図が必要なルートもあるようです。
その中で明神谷は最も異色のルートでしょうね。
沢中の滝は小粒だけど、しっかりとした滝で、楽しめました。
あまり期待はしてなかったけど、思わぬ拾い物をした感じです。
皆さんもちょっと変わった愛宕詣をしてみては?
※明神谷ルートはほとんど踏まれてないと思います。
滝は古道で巻けると思いますが、ほとんど水線通しで行ったので未確認です。
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